あなたは勝ち組か負け組か何なのか、これについて考えてみる。
金をいくら持っていても死んでしまったらおしまいである。そうはいうものの、人間いつかは死ぬ。では、日本でこんな形で死んでしまう人はどれくらいいるだろうか。自殺、交通事故、医療を受けたがために死んだ場合、火災での死亡、殺人事件の被害による死亡。こんなので死ぬのは嫌ではなかろうか。もちろん、例えば消防で火災を消す際に頑張ってくれたが巻き込まれて死んでしまう人もいるかもしれないというような場合もありうることは述べておく。
さて、上のような形で死んだ人が負け組なのかそうでないのか、そういうことに関してはふれないこととする。何が原因で死んだかを負け組なのかどうか議論するということはやめておこう。
しかし、上に挙げた形で死んだ人が年にどれくらいいるか、時代によって社会状況は異なるにしても、生きている間に上に挙げた形で死ぬ人がどれくらいいるか。今、生きている人は少なくとも生きているわけである。金をいくら持っているかという議論の前にとにかく生きているのである。人の一生は様々で、上のような形で死んだ人との比較で優劣をつけているわけではないが、どのような状況でも生きているのである。生きているということ自体に価値があると考えると良いのではなかろうか。
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