何かのテーマに関して、例えば日本の医療に関してとか原発についてとかで、ある人が意見を述べた時、それが専門家の意見か一個人の意見かという問題がある。
誰であってももちろん一個人であり、選挙で一票は一票であるし、個人的にあることを考えたにすぎないという面はあるであろう。しかしながら、国会とか講演会とかで話をしたときに、誰でも構わないから呼んできたわけではなく、その分野に関わっているから呼んでいるという面はあるであろう。原発問題に関して別分野のバイオリニストを呼んだりはしないだろう。
世間の人がその分野の人が例えば国会で話をしていても、一個人の意見と言うのは問題ないであろう。その分野の人だって色々な意見の方がいるかもしれないし、仮に全員同じ考え方でも10年後間違っていたとなるかもしれない。専門家がどう言っているとかではなく、一人一人が自分で考えることが重要であるということはあるであろう。しかしながら、国会議員とか総理大臣とか閣僚は一個人の意見と言ってしまってはまずくなかろうか。誰でも構わないから国会で話しているのではなく、おそらくその分野の人だから呼んでいるのであろう。
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