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社会問題研究所

社会現象の考察。政治、経済、科学、文化など。  このサイトはリンクフリーです。

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調査結果に意味があるか

調査結果に意味があるかを考えていこう。結論がどうかは示さない。しかし、調査の意味を考えることは意味がある。

 調査する人は、純粋にそのものごとの真理を知りたくて調査していることもあるかもしれない。しかし、何か主張があってその主張をするための資料を用意したくて調査している場合もあるであろう。自分の主張を強化するためのものであれば、調査自体がその目的で行われており、調査結果が公平なものかという疑問が残る。

 例えば、凶悪犯罪が増えた減った変わらないどうなのかという調査をするとしよう。増えたという結論を示したい人、減ったという結論を示したい人、いずれの場合でも、調査の際以下のようなことをどうするかで結果が変わるかもしれない。(今回の例に関して以下のような方法で実際に私が調査したわけではありませんし、データも用意しておりません。)
 数字をそのまま数えるか人口あたりに直すか乳幼児を人口に含めるか、日本全体で数えるかある地域だけで数えるか、どの年からどの年までを調査結果に示すか、毎年調査するのか間を空けて調査するのか、凶悪犯罪といってもどの凶悪犯罪を調査に含めるか。
 凶悪犯罪が増えた減ったいずれの主張をしたい人も、どのように調査するかで自分に都合の良いデータを示せるかもしれないし、都合の良いデータを示すことができないかもしれない。

 調査というものにはこのような性格がないか考えておくとよいのではなかろうか。
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意見

自分が評価すれば、評価した対象の社会での影響力・価値が上がる。どう評価するかは基本的に自分次第。 個人の力が弱いのは、経済的基盤が原因の一つ。良い店や、小さな店で買い、そこへお金が流れるようにすれば、社会が良くなったり、個人の経済的基盤が強くなって各個人の力が強くなるであろう。

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