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社会問題研究所

社会現象の考察。政治、経済、科学、文化など。  このサイトはリンクフリーです。

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科学研究組織の代表

STAP細胞問題があったが、科学研究組織の代表や経営陣について考えてみたい。

 研究で優れた業績をあげたからと言って必ずしも優れた経営者と言えるかというと、そうではないと思う。大学の一研究室で研究することと、組織全体の経営をすることは異なるであろう。

 確かに、研究して成功した者の視点を経営に取り入れるということは一案であるようにも見える。しかし、科学研究組織といっても一種類とは言えないであろうが、大学の場合であると、研究以外にも教育や地域貢献や大学付属病院のように様々な活動があり、組織に所属する職員の職種も教員に限らず事務員や病院勤務者も存在し、研究の成功者の視点のみを取り入れればよいわけではないであろう。大学の場合、学部長や図書館長や学長など様々な組織レベルでの経営陣が存在するが、必ずしも大学教授がそれらのポストに就く必要はないであろうし、研究の成功者である必要もないであろう。

 科学研究組織における経営者も経営以外の各職種もそれぞれの分野の仕事をしており、ある分野を担当していると考えてよい。従って組織経営が専門の人が
経営者になっても構わないし、各職種を担当していた人で経営力も持つ人が経営者になっても構わないであろう。経営者になるかどうかは経営能力で判断すべきである。

 STAP細胞問題に関連して、自殺者がでてしまった。また、これだけ大きな騒ぎをひきおこし、問題点が指摘されている。このことに関しては、理化学研究所のトップはこのような事態をまねくような経営をおこなったという点で責任があるといえる。トップにはその組織のあらゆる問題に対してそれが生じるような経営をおこなった責任があり、トップは責任者であることからは逃れることはできない。
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金持ちー外国籍になるー

金持ちが、日本の税金は高いので国籍を変えようか、すなわち日本人をやめて外国籍を取得しようかということを述べることがある。

 これを言う人のねらいは、本当に税金を下げなければ日本国籍から外国籍へ変えるつもりでいるか、国籍を変えるつもりはないもののそう言っておいて税金が下がるのを狙っているのかもしれない。いずれの場合でも税金が下がることを狙っていることは共通している。

 もちろん、税金が下がらなければ国籍を今後変えるつもりの可能性もある。しかし、現在は見ての通り日本国籍であるわけで、日本国籍で今はいるという選択をしている又は変えたくても変えることができないわけである。何があろうとも変えてやるという人は既にそのように行動しているであろう。

 このようなことをいう人は、自分が払う税金を少なくしたいという考えがあってこのようなことを言っていると考えて構わないであろう。本当に国籍を変えるかはその人次第だが、今は日本国籍であるということが、日本国籍を選択しているあるいは変えたくても変えることができないということを意味しているであろう。

観光

 観光地にはどんなところがあるであろう。かつては都の中心であったところが今はただの観光対象になっている場合もあるようだ。城が当てはますであろうが、かつてはその地域の重要地であったところが今では観光地であって政治とはほぼ無関係であったりする。昔の科学技術の展示にしても、その時代では優れたものであっても今では使うことはあまりあるいは全くないものもあるであろう。美術館も観光地にはあり得るであろうし、遊園地もあり得るであろう。

 ところで、そのような観光対象とは異なり、自分の住む周辺でも、歩いてみると知らなかった道や行ったことのない場所にたどりつくことがあるであろう。そこにも楽しみはある。

 何を気に入るかは人それぞれだと思う。

芸術の価値

芸術の評価をどのような基準にすべきであろうか。私は自分の感性に任せればよいと思う。

 一般的に、なんとか賞を獲得したとか、有名な評論家や芸術家が評価したり、メディアが評価されているといっているものや、歴史の教科書にでてくるような作品を優れているというようである。日本で仕事をする場合にはそれが無難な可能性が高いのかもしれない。しかし、そういう評価に従ってある作品を優れていると受け入れるのは自分というものを失うことにはならないかと思う。

 どの芸術作品が優れているかということは、単なる本人の感性の問題であり、自分がよいと思った作品が優れているということで構わないのではないかと思う。ただ、これを仕事でやるとまずい場合があるかもしれないが。

STAP細胞 小保方氏への請求

STAP細胞に関して、私の現在知る限り小保方氏への返還請求金額は莫大と言えるほどのものにはならないようである。(なにが莫大かは個人の感性によるが。)

 STAP細胞に関して今回これを書くのは小保方氏を擁護しよう
ということもでも批判しようということでもどちらもない。STAP細胞の件に関してはよく分からないことがある。ただ、一般論で科学研究は一生懸命やってこれが真実だと信じ込んで発表した内容でも、後でどこかに間違いがあったということはあり得ることである。STAP細胞の件がどうだったかは分からないとして、一般論で発見をしたと思って今後発表した人が、研究内容に間違いがあると分かった時、多額の費用を返還請求するということにこの件がつながってしまうと研究発表に萎縮が起こる可能性がある。

 もし
研究内容に誤りがあると多額の費用を返還請求されるのだったら、大発見なんて考えずにあまりにもまじめでないと判断されない程度に平凡にやっていれば得ということになってしまう。だいたい自殺してしまった笹井氏は、STAP細胞なんかに関わらずに当たり障りのない程度に過ごしていれば、自殺に至らなかったと考えるのが普通であろう。

 
小保方氏とか笹井氏とかSTAP細胞とかそういう名前は知っていても、人それぞれであろうがこの件をニュースで知った人が研究自体に対してどの程度理解があるのかという問題はあるであろう。(もちろん詳しい人もいるであろうが)

意見

自分が評価すれば、評価した対象の社会での影響力・価値が上がる。どう評価するかは基本的に自分次第。 個人の力が弱いのは、経済的基盤が原因の一つ。良い店や、小さな店で買い、そこへお金が流れるようにすれば、社会が良くなったり、個人の経済的基盤が強くなって各個人の力が強くなるであろう。

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